The Theatrical Planetarium Vol.4

「星ミルヒトタチ

1999. 8/ 27. 28. 29



これはファンタジー、誰も知らない世界のお話。


 夢も魔法も希望も挫折も思いのままにここにある。


ただ、そう、お客様が気に入るかどうか、それだけが気になる世界。


物語はシンプル、単純で明解。人と人がつながるかどうか。


欲しいモノが手に入るかどうか。


嬉しいことが起こるかどうか。


どんな話だって同じこと。特別なことはここにはない。


だいたいの変なことは舞台の上にはない、日常にある。事実は小説より奇なり。


ただし、cheepじゃウケない。coolじゃなきゃウケない。


hipでcuteな物語じゃなくちゃならない。


 ステージには一つの街。主役は一人の少年。両親のいない孤独な少年。

月は街の果てから上る。冒険は少年の心からうまれる。


世界は止まらない、誰にも止められない。


 旅に出よう、キミと一緒に。


 
-「星ヲミルヒトタチヘ」オーヴァーチュアより -


 これは雑貨団が初めて「雑貨団」という名前を使って行なったプロジェクトで、事実上の旗揚げ公演である。まだ手探りで不安定だった団体の、本当の意味での能力が試されることとなったプロダクションだった。

 「星ヲミルヒトタチヘ」公演において最も斬新であったのは「人形というカラダ」の導入である。それは精神の純化、カラダの純化への挑戦だ。そして雑貨団が、劇団でなく「モノを創る集団」であることを証明するための手段であった。

 カラダとココロを分けて表現するために人形を配備し、カラダを人形が、ココロを俳優たちのカラダが演じることに挑戦したのである。


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